ギターリストPABLOが特別番組をYouTubeで行った。タイトルは『俺の竿17』(チャンネル名PABLO JAPAN)。竿とはギターのことで、番組内ではPABLO所有のギター17本について解説。スタジオを使い、ギターを実演し、良音を視聴者に届けている。放送は2020年5月16日20時より開始され、約1時間40分。HYDEやLiSAのライヴやレコーディングで使ったギターの話もされた。現在アーカイブが残されており、好きな時間に視聴ができる。
この放送前には、HYDEも自身のTwitterにPABLOから買ったギターについてコメント。「パブロギター最初に買ったのは僕です。」と書いて購入ギターの写真を載せた。
HYDEが購入したギターは、dragonfly(ドラゴンフライ)のギター『プリメロ』。このギターは新しいフラッグシップになるギターとして、dragonflyとPABLOが現在共同開発中のもの。HYDEは発売前の最速購入となった。
コンセプトは、“ギターを弾いていて楽しくなるギター”。ワンハムのツーシングルで、ハムバッカーはボディーにドライバーで直に付けている。シングルコイルは、ピックガードマウントとなっており、色々なギターの美味しい所を詰め込んだ一品。ボリュームペダルを独立させ、抵抗値をシングルコイル用は250kΩ、ハムバッカー用は500kΩで設定。シングルコイルの高音域の繊細さも、ハムバッカーの低音域のパワーも、クリアな音質で捕らえることができる。
ボディーカラーはツートン。プレートはシルバー素材にして、ファッション性をアップ。ネックは、ボルトーンのメイプルネックを採用し、ストラトやシングルコイルに合う形で考案中。スケールは、PABLOのギターがフェンダースケール、HYDEのギターがダウンチューニングの666スケールとなる。スケールは、複数展開で現在考えられている。完成時には完成披露発表会も予定されており、続く詳細発表を楽しみに待っていて欲しい。なお、実演では、フロント・センター・ハムバッカーの順で、音が視聴できる。【ギター17本目1:41:20から】
また、番組内では、ギター購入後にオリジナルカスタムを加えて使用しているものや、LiSAの紅白出演時に使用したギター、ジミ・ヘンドリックス(James Marshall Hendrix)がモントレージャズフェスティバルで燃やしたギター柄のフェンダーギターなども紹介される。“ギターはカッコ良さで選ぶ”と話すPABLOが所有するギター。光沢や色合いの美しさも見て堪能できる高画質・良音質で撮影がされている。HYDEの楽曲からは「MAD QUALIA」をdragonflyのZONE-Bで演奏している。
おうち時間が長引く中、良質なギターサウンドを聞いて、次のライヴまで #ENJOY HOME 。PABLOは番組の最後に視聴者への感謝を伝え、「こんな時期なので、皆さんに楽しんでもらいたい。今は画面越しだが、新型コロナが終息したらライヴで会いましょう」と伝えている。番組は次回未定ながら、企画を提案。PABLOがインタビュアーになって、ギターリストをゲスト招待。ゲストの“俺の竿”を尋ねる企画も楽しいんじゃないのかな?と話して番組を閉じている。

PABLOと17本の竿たち HYDE LIVEでドラム缶にぶつけて付いた名誉の負傷 ギターの話しは尽きない ジミ・ヘンドリックスのレプリカ柄のギター LiSA「紅蓮華」の紅白出場時に弾いたギター
