[HYDE]2020年初のHYDEソロライヴ、テレ朝動画がZOOMでファンを招待!「リアルに繋がってるって思うと安心するね」

2020年になって初、2019年ラストのライヴからは7ヵ月ぶり。HYDEが7月24日(金)19時10分からの約30分全6曲で、ソロ活動でのライヴを行った。

コロナ禍の中、ファンやスタッフの安全を第一に考え、政府の方針に沿って、L’Arc-en-Cielアリーナライヴ4公演、HYDEファンクラブ宿泊イベント2公演を中止。いち早く自粛体制に入ったHYDE。

続いて『Go To Travelキャンペーン』が始まった4連休。HYDEがファンのために選んだライヴの開催は、遠征の必要がない場所。テレビ朝日の有料デジタル配信「テレ朝動画」のスペシャル配信ライヴ「LIVE EX」だった。

テレ朝動画『LIVE EX』は、今回が放送初回の番組。“通常の音楽LIVEの開催が困難な状況の中、音楽を届けるために何かできることをしたいという想いから、スペシャル音楽ライブを開催する”と立ち上げられた。記念すべき初回のアーティストに、HYDEは起用された。

テレビ局側からの光栄なオファーをもらい、2020年初のHYDEソロライヴの開催は、盛大な内容で実現した。HYDEにとっては、自身初の無観客でのLIVE生配信。チケットは3500円で販売され、チケット購入者には希望者に、ZOOMでのライヴ参加券も抽選でプレゼントされた。

ライヴは対バン形式が取られ、対バン相手にはエモーショナルギターロックバンドBLUE ENCOUNT(ブルー・エンカウント、通称:ブルエン)を起用。フロントアクトにはロックシンガーASH DA HERO(アッシュ ダ ヒーロー)が入った。

17時30分から番組はスタート。転換時間にはNEXTアクトのMVを流すなど、デジタル配信ならではの工夫がされた。

BLUE ENCOUNT 『ハミングバード』【TVアニメ『あひるの空』オープニングテーマ】
ASH DA HERO『未完成ストーリー』

HYDEのライヴ1曲目には「BELIEVING IN MYSELF」が『ミュージックステーション3時間半スペシャル』(14組出演、テレ朝夏祭り7月24日~8月9日番組イベント)で同時生放送。

演奏前でのタモリ(司会者)との会話でHYDEは、自身初の無観客LIVE生配信について聞かれ、「そうなんですよ、ライヴハウスなんですけれど誰も居なくてね…。でもLEDにいっぱいお客さんが居て…。僕知らなかったから…今日(ここに)来るまで、それを見て感動しちゃってね、既に…。ここにお客さんが映るんだと思うと、疑似的にですけれどいい感じ!」と伝えた。HYDEも走ったりしてるの?の問いかけには、「はい、走ったりするんですけれど、歩いてる人より少し遅いくらいですかね」と答え、スタジオの笑いを取った。

ドラムサポートメンバーのかどしゅんたろうがドラムスティックをカメラに向けて始まりを合図。「BELIEVING IN MYSELF」(東京マラソン2020イメージソング)からライヴはスタートした。東京・六本木に位置するライヴハウスEX THEATERを会場に、ステージいっぱいに貼られた巨大なバックドロップには、進化したNEO東京が映る。2019年から比べると、ネオンや街角画面に動きが見られ、実在都市の雰囲気が一層アップした。

ステージから見たフロアにはZOOMが募集して抽選当選したファンが200人、画面に映し出される。ステージ上は真っ赤なライトが舐めるように這い、イントロが始まるとHYDEは右に旋回して歌い出しまでを待った。3月18日にリリースされ、テレビ生放送初披露となったこの曲「BELIEVING IN MYSELF」は、柔らかく甘美な声でお茶の間に贈られた。

ZOOMにより、お茶の間から参戦したファンが200人画面に映された

ベースサポートのAliとギターサポートのPABLOが、強靭で野太いサウンドを奏でて固めてくる。キーボードサポートのhicoが奏でる斜めに傾けたキーボードが、映像に単独抜かれて演奏シーンに華を添えた。ゴールドとレッドのライトが交互にHYDEを照らし、2020年初のソロライヴを祝福してくれているようだ。

2曲目との間には10秒程度のインターバルを挟み、HYDEは真っ赤なルージュを唇に引いて、いよいよライヴモードにメンタルをオン。カメラをミラー代わりに、勢いよくはみ出しルージュをグルリと塗って、革のハンドグローブで口を拭って滲ませた。

「Are you fuckin’ ledy?」と叫んで始まったのは「AFTER LIGHT」。HYDEは激しく横にヘッドバンギングをして歌に入る。2年間ファンと温めたライヴは、たとえ相手との物理的距離があったとしても、“Singing!”との一言の煽りでお茶の間をコーラスで染める。相手のコールアンドレスポンスが想像できるくらいにはライヴを重ね育んできた。時代にビクともしないその情景に、ソーシャルディスタンスを保っていても、この相思相愛っぷりは有効に発揮された。

サポートメンバーの4人も、ステージ上で力強い声を放ち、お茶の間のファンのコーラスを引っ張っていく。HYDEのキレが増していく。さすがチームプレイ。

HYDEは「Come on! お茶の間!」と煽り、日本語でliving room=家族が一家団欒を楽しむ場所を指して盛り上げた。

2020年として再構築されたNEO東京。ドラムもツーバスに変化

“ボリューム上げていこうぜ”と始めたのは3曲目「SICK」。ZOOM画面に映るファンの幸せそうなノリを眺めて歌うHYDEが、思わず吹き出し笑いをするシーンも。

拡声器を取り出し、ラップを入れるHYDE。ライヴは佳境に入っていく。PABLOとAliの、それぞれに肩を組んで回るHYDE。デスボイスを絡めていく。

「LEDに映ってるのが可愛くて笑けて来るよね(笑) 。盛り上がってるかい?今日はね、無観客配信ライヴっていうのを初めてやってるんだけどね、みんなの声が僕に聞こえないと思ってるでしょう?実はこれね、テレ朝の最新技術でね…。ハッキングシステムでデバイスの音量がオンになっています。だからね、みんなの声、全部聞こえてるよ。凄いね!さぁ、次の曲、簡単だから!みんなで歌ってみよう!」とコールアンドレスポンスを提案。練習を入れたHYDEは、「キミたち煩いくらいだね。よし!じゃあ、行くよ?お茶の間ぁ!」と煽り、「ワン!トゥー!1.2.3.2.1. Singing!」と掛け声をかけて『ANOTHER MOMENT』に入った。空気を含ませHYDEお気に入りのエアダンサーが両サイドで踊る。

HYDEお気に入りのエアダンサーが両サイドに出現

HYDEはステージに仰向けに横たわる。カメラアングルに上目視線を送り、起き上がってカメラを片手でホールドすると、お茶の間とアイコンタクトを取った。

ハンドクラップから始めたのは「MAD QUALIA」。ステージ上には白煙が吹き出し、HYDEがヘッドバンギングで白煙の中に頭を埋め、勢いよく始まった。モニターに乗り、頭をクシャリともたげ悩まし気に歌う。曲にブレイクを入れてからは、フロアに降り、お茶の間を煽る。「お茶の間!後1分でハッチャけるのは終わるよ?みんな俺のせいにしていいから、1分間ボリューム全開にしろよ!俺のせいにしていいよ。みんな、つまんないことは忘れて、吐き出しちまおうぜ!」とカメラをフォールドしてペロリと舌を出して空を舐めた。「みんなの強えぇ所を、コロナに見せつけてやろうぜ!3.2.1.でハッチャけろ!」

フロアに降り、カメラ目線でお茶の間を煽るHYDE

「Let’s go! PABLO!」との声かけで、曲が再開。ZOOM画面では、サークルを描いて走り回るファン、ヘッドバンギングで髪を振り上げるファンなど、思い思いにお茶の間で飛び跳ね、体を動かし、ハッチャけて楽しんだ。コーラスには、2019年にファンの声を収録した音声も使われ、ライヴを一緒に作り上げる気分の高揚にひと役買った。

「久しぶりにハッチャけた…なんか…。散歩してるくらいじゃダメだな…これは…」と、呼吸音を感じるほどに肩で息をするHYDE。「今日はお呼びいただきありがとうございます。最初はちょっとどんなものなのかなって思ってたけれど、ここにねLEDでファンの子が代表して200人ぐらい映ってて。それを見ただけで、感極まるというかね…。やっぱこうやってリアルに繋がってるのが解ると安心するね!だから、今回来てよかったなと思って…。まぁ、こんな世の中だからね、普通の生活って、なんて素敵だったんだろうって思いますよね。最後にね、また普通の世界に戻った時に、みんなで会えるよう、祈りながら、『普通の世界』という曲を心を込めて演奏したいと思います。今日は、ありがとうございました」と伝え、ラスト「ORDINARY WORLD」へ繋げた。

この曲は、2019年のライヴのラストに使われてきたDuran Duranをカバーした曲だ。スマートフォンにライトを灯し、左右に振ってファンが応えてきた曲だ。コロナ禍の今、ファンと共に創造した『ANTI』の世界は、遠距離にある一人ひとりをHYDEと結び付け、同じイメージでライヴを楽しませた。曲の終わりには、バスドラムの上に登り、HYDEのロゴ入りフラッグを旋回。ジャンプして曲に終止符を打つ。マイクを通さなくても「えいやっ!」と言って聞こえる声でHYDEはジャンプ。全力を使い果たし、力尽きたように、床に転げた全身での着地。はにかんだ笑顔で「Thank you so much!」と伝えると、投げキッスを振りまいてステージを後にした。

その後は同日22時から2時間の放送で、テレ朝チャンネル1が「LIVE EX」を専属で放送。視聴者特典としてコメントも放送された。HYDEは「LIVE EXをご覧のみなさん、こんばんは!HYDEです。まぁライヴなんだけど、いつもとは違う雰囲気で慣れない感じ。初々しい。無観客には興味がなかったんですが、せっかくお声をいただいたので…。段取りをしていくうちにね、これは、なんか面白いことができそうだなって、解ってきましたね。ライヴで出来ないことってあるんですよ。それが無観客だと出来る。普段だとカメラ目線があまりできないんです。お客さんがメインだから。でも今回はカメラがお客さんだから、逆に見てる側は面白いんじゃないかな。いつものライヴとは違ったことが出来るなって気が付きました。客席にLEDがあって、そこにお客さんが映るんでしょう?想像しただけでウルッときちゃって、凄く面白くなるような気がする。この状況だからこそ、キュンとくるものがありましたね」と話した。ステイホーム中にしたことについては、「ずっと家に居ることがなかったので、家の庭の手入れや、溜まってた絵を飾ったりして、家がドンドン変わっています。凄く居心地が良くなっちゃった」と近状を報告。コロナ禍のライヴについて聞かれると、「僕、CDが良いって聞くと、まずライヴ映像を観るんです。そこでカッコ良くないと、アーティストのイメージがガクンと落ちるんですよ。やっぱりライヴってアーティストにとって、それくらい重要なものだと思っているんで、自分にとっては一番プラウドが高いというかね、自分の人生を賭けて極めていきたいもの。そう表現をする場ですね」と答えた。

今後のライヴが2020年内に行われるかどうかは未定となるが、この『LIVE EX』のライヴ配信はチケットの購入で7月31日(金)までの視聴が可能となっている。見逃した人は是非、今のHYDEのライヴを観て、次への一歩を歩幅同じく進んでほしい。

続くHYDEは、7月29日(水)にBlu-ray&DVD『ANTI FINAL』をニューリリース。それを踏まえて、同日、日本最大級の動画サービスniconico内ではHYDE運営中の「HYDE CHANNEL」(niconico動画HYDE運営チャンネル、月額880円税込)にHYDEの出演が決定している。内容詳細は現在公式の発表が待たれている。

HYDE SETLIST

01. BELIEVING IN MYSELF
02. AFTER LIGHT
03. SICK
04. ANOTHER MOMENT
05. MAD QUALIA
06. ORDINARY WORLD

HYDE – ORDINARY WORLD Lyric Video (A Cappella version)
HYDE’s SET IN STONE from epic 9/2020 live-streamed show w/ live Tokyo & virtual global audience

投稿者:

HYDE Fan Site

世界で活躍する日本の音楽アーティストHYDE。その活動を中心に情報をまとめています。HYDE(Vo)のソロ、ロックバンドL'Arc-en-Ciel(Vo:hyde)、HYDEがコラボレーションさせてもらった各楽曲情報なども掲載します。 [HYDE バイオグラフィー] L’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)のヴォーカリスト。 L’Arc~en~Cielとして、これまでに42枚のシングル、12枚のオリジナル・アルバムをリリース。国内外で幅広い活動を展開し、結成20周年となる2012年には、バンドとして過去最大規模のワールドツアーを敢行、日本人アーティスト初となるニューヨークMadison Square Gardenでの単独公演、ロックバンドとして初の国立競技場公演を行ない、ライヴにおける国立競技場史上最大動員数を記録成功させるなど、海外11都市で10万人以上の観客を動員、日本公演も含む動員数は45万人を超えた。 HYDEソロ名義では、シングル21枚、配信シングル12枚、オリジナル・アルバム6枚、ベスト・アルバム1枚、ライヴDVD / Blu-ray5枚、ミュージックビデオ/DVD1枚をリリース。 2008年から2017年はロックユニットVAMPS(ヴォーカルHYDE)として、シングル12枚、配信シングル1枚、オリジナル・アルバム『VAMPS』『BEAST』『BLOODSUCKERS』『UNDERWORLD』、ベスト・アルバム『SEX BLOOD ROCK N’ ROLL』、LIVE DVD 11枚、LIVE Blu-ray 6枚をリリースした。 2018年より、HYDEソロ活動を本格的に再開。2019年は96本(アメリカ春・秋、日本夏・冬)のライヴをこなした。コロナ禍になっても日本の音楽業界を担って精力的に活動。2022年のHYDEソロライヴでは日本政府の実証実験対象公演も無事に勤めあげミライの音楽シーンに繋げた。現在、HYDEソロ活動とL’Arc~en~Ciel、そしてまずは1年続けることからとしてTHE LAST ROCKSTARSの活動を進行中。