累計部数42万部の売り上げを記録した絵本「えんとつ町のプペル」(にしのあきひろ著)が、12月に映画になってクリスマス12月25日(金)から全国でロードショーされる。
HYDEは映画のオープニング主題歌として楽曲「HALLOWEEN PARTY-プペルVer.-」を提供。ミュージックビデオが公開された。映像中にはHYDEも出演している。
この映画『えんとつ町のプぺル』は、ハロウィンの奇跡から物語が展開される。主人公の少年ルビッチは、突然消息を断った父・ブルーノの代わりに家計を助けようと、学校を辞め、えんとつ掃除屋として働いていた。ルビッチの父は、この町でただ一人の漁師。突然消えた父を、人々は“海の怪物に食べられてしまったのだ”と噂した。生前は、キラキラと輝く“星”があることを語り続けた男。「えんとつ町」は厚い煙に覆われているため、煙の向こうに“星”が存在するだなんて、誰も想像すらしていなかった。父の話を信じ、“星”の存在を語るルビッチ。みんなは嘘つき呼ばわりをして避けていった。季節はハロウィン。配達員がうっかり落とした贈り物。それはそれは、誰かの大事なハート(心臓)。ハートが落ちた先はゴミの山。ゴミたちは我が我がとハートに引っ付いて…。あっという間に、ゴミ人間を作り上げてしまった。ゴミ人間とルビッチは、独りぽっちの共通点に出会いの仲を深め、友達になっていく。名前のないゴミ人間。ルビッチは、プペルという名前をあげる。
—星を探し、冒険に出る2人。『動き出さなきゃ、始まらない』、『信じぬくんだ。たとえひとりになっても』— 物語の結末は、子供たちの希望を育て、大人たちの心を潤してくれるだろう。映画館の大画面で、その“星”の輝きを確かめて欲しい。
アニメーション制作を手掛けたのはSTUDIO4℃。「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」(宮崎駿監督)のラインプロデューサーを務めた田中栄子が主宰する精鋭クリエイティブ集団。廣田裕介が監督として指揮を執る。声優は、主人公ルビッチに芦田愛菜、プペルに窪田正孝、ルビッチの父・ブルーノには立川志の輔、ルビッチの母・ローラには小池栄子が選ばれた。
製作総指揮・脚本には、原作の西野亮廣が。自ら加わり、描いた世界観を投影。作品に命を吹き込んだ。「えんとつ町」とは、夢を持てば笑われ、行動すれば叩かれる現代社会の縮図としてイメージがされ、西野は、“『えんとつ町のプペル』は僕自身の物語でもあります”、と語る。今年、100年に一度と言われるウイルスが蔓延し、世界中を混乱させ、闇の中へと連れ込んだ。たくさんの人が涙を流し、たくさんの夢や希望が消えてしまった今。世界は、混沌という黒い煙で覆われ、まるで「えんとつ町」のよう。見上げることに躊躇し、迷い、行動にも踏み出す1歩に悩んでしまう。しかし、『えんとつ町のプペル』は黒い煙を突き破り、星空を見つけるまでの希望の物語。西野は、“2020年最終月となる12月、コロナに泣いた世界中を笑顔で締めくくりたい”、“コロナ禍で負けそうになりながら、それでも踏ん張っている全ての人への応援歌になれば”と願い、この映画を贈る。
さあ、今夜はハロウィン。生まれたてのプペルと、この世界のどかかで出会えるかも⁈
ただ今、絵本「えんとつ町のプペル」は全44ページ無料公開中。ハロウィンの夜、この美しい挿し絵とイマジネーションの世界に触れ、1人でも多くの人に希望と勇気が届きますように。
【HYDEコメント】 元々「えんとつ町のプペル」が大好きだったので、今回オファーをいただいて本当に嬉しかったです。ハロウィンがまだ日本に定着してない2005年からハロウィンイベントを演っていましたが、イベントで歌う曲が世の中に無かったので、理想的なハロウィンソングを作ろうと思って作ったのが、この「HALLOWEEN PARTY」という楽曲です。やりたい事を詰め込んだので、この楽曲を超えるハロウィンソングを作るのは難しい。もし、似た曲を作ってと言われたら悩んだと思います。しかし脚本や絵コンテを見せていただいて、この町でこの曲が流れている雰囲気、えんとつ町の住人が踊っている様子を想像してアレンジをしていきました。 『映画 えんとつ町のプペル』は今までに無い独特な世界観で、クオリティも本当に高く、この作品に参加できたのは本当に光栄です。※映画『えんとつ町のプぺル』公式サイトより抜粋※
製作総指揮 西野亮廣プロフィール
漫才コンビ・キングコング(1999年結成、相方は梶原 雄太、吉本興業)として一躍脚光を浴び、バラエティ番組「はねるのトびら」や音楽番組「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」で、その名を広めた。その後、絵本作家や著作家としての才能も発揮。現在、開設中のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は会員数7万人(2020年9月調べ)を超え、起業家やクリエイターからの注目も熱い。