HYDEが2019年の年末12月29日に出演した『COUNTDOWN JAPAN 19/20』(会場:千葉・幕張メッセ)でアーティスト特集が組まれた。WOWOWで7月23日(木・祝)17時からHYDEのライヴパフォーマンスがピックアップ放送される。放送では全9曲のセットリストから、「AFTER LIGHT」「DEVIL SIDE」、「GLAMOROUS SKY」、「SET IN STONE」、「MAD QUALIA」、「ANOTHER MOMENT」の6曲が蔵出しされる。
12月28日(土)・29日(日)・30日(月)・31日(火)の4日間、千葉・幕張メッセ国際展示場1~11ホールとイベントホールを会場に開催された「rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 19/20」のDay2・12月29日にHYDEが出演。EARTH STAGEの14時30分をスタートに、セットリスト9曲でライヴを届けた。HYDE(2018年にソロ活動を再開)は、2018年の「COUNTDOWN JAPAN 18/19」(12月29日)に続き、2年連続の出演となった。
続けざまに「DEVIL SIDE」と、ノリのいい曲を連投し、サークルを作ってオーディエンスが走り、クルリクルリと大きな円を描く。ラウドロックでノリも良く、クラウドサーフやモッシュも出現するHYDEのライヴ。他のアーティストに抜けていたオーディエンスも音に引き寄せられ集まってくる。「GLAMOROUS SKY」が始まると、いよいよ人の流れがHYDEへと向かい、EARTH STAGEの賑わいが増した。オーディエンスに歌を委ね、その光景を幸せに満ちた笑顔で眺めるHYDE。出演するアーティストのファンがピットを共有し、楽しそうに体を動かして音を楽しんでいる。ピースフルな景色が広がっていた。「 SET IN STONE」に入り、仮面を外したHYDEは、ブラックライトを受けて瞳をブルーに光らせた。シリアスなシーンを軍帽を被り、一瞬の間に作り上げていく。低音で重みのあるサウンドでフロアを包み、シャウトを聞かすHYDE。独自の世界観へとオーディエンスを引き込んでいく。曲の終わりに、マイクを銃に見立てたHYDEは、フロアへと銃口を向けた。悲しげにフロアを見渡したHYDEは、銃口の向きを自らに向け、口を大きく開いて打ち抜き、その体は後方へと倒れ暗転した。
マイクを銃に見立ててフロアに向けるHYDE。表情は悲しみに満ちていた
「死んだと思ったかい?」MCを始めたHYDE。「幕張ちゃん!今年もやってきました。お前ら、初っ端から最高だよ!本当に最高だよ!」とオーディエンスの盛り上がりを誉めて嬉しそうに眺める。「今年は96本のライヴをやりました。今日が仕事納め。 明日があるとか無いとか関係ないんだよね!どうしたら君たちがおかしくなるか、そればかり考えています。自分の殻をぶち壊せ!」と言って、 カメラに向かってペロリと舐めて見せる。機材のチューニングを待って始めた「MAD QUALIA」。冒頭、1柵目での出来事。人が左右に一気に割れて、10メートル程の横広のピットが出現。「3.2.1ではっちゃけろ!」のHYDEの声を合図に、オールオブデスが起きた。その後、モッシュピットに変化し、オーディエンスが思い思いに弾けて音に乗る。“Need to let go!”とオーディエンスが大声で叫び、ライヴシーンに合いの手を入れた。「ANOTHER MOMENT」では、オーディエンスをフロアに座らせ、「3.2.1.GO!」の掛け声でオーディエンスをジャンプさせる。「あと2曲!いい年越しができそうだ。最後に今年一番の盛り上がり見せてほしい」と言って始めたのは「AHEAD」。 かどしゅん(Dr.)が打ち付けるバスドラから入る。PABLO(Gt.)とHYDEが向き合って鳴らすギターセッション。オーディエンスは曲に乗って乱舞。ラスト「HONEY」に入ると、オーディエンスが大合唱。2019年のフェスで歌い続けたこの曲で盛り上がるフロアは、1つの大きな塊りのように人を繋いで、笑顔の波紋を広げた。2019年ライヴ96本を完走したHYDEがファンと見た風景。垣根なく集うアーティストのファンが、隣り合わせた者同士が、笑顔いっぱいに音を楽しむピースフルなHONEY。幸せそうに微笑み、HYDEが歌をオーディエンスとセッション。曲の終わりはHYDEがドラムに登って立ち上がり、ジャンプの着地で終止符を付けた。ステージ上にゴロリと丸まって寝ころんだHYDE。ゆっくりと立ち上がり、「幕張楽しかった!!最高!この後も楽しんでってね!じゃあ、さよなら!」と言って、ステージを後にした。
[SETLIST] 01. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ/ 02. AFTER LIGHT / 03. DEVIL SIDE / 04. GLAMOROUS SKY / 05. SET IN STONE / 06. MAD QUALIA / 07. ANOTHER MOMENT / 08. AHEAD / 09. HONEY