[HYDE]価値ある一歩!俺たちはこうやって繋がっている!「HYDE LIVE 2020」、世界中のファンにカオスなライヴを配信

HYDEが2020年のライヴツアーをスタートさせた。2020年はタイトルを「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」(会場:Zepp HANEDA)と定め、人間の二面性をジャンル違いに観せて5日間で構成。アコースティックデイ(Acoustic Day)を3日間(9月5日・6日・7日)、ロックデイ(Rock Day)を2日間(11日・12日)で構成した。

アコースティックデイのチケットは3種類。会場に参加(通称:参戦)できるチケット1枚22000円(グッズ付き、アーカイブなし)はHYDEのファンクラブ有料会員がエントリーできた。インターネット配信で参加できるチケットは2種で、HYDEのファンクラブ有料会員がエントリーできたチケット1枚19500円(グッズ付き、アーカイブなし)と、インターネット配信一般チケット1枚4500円(アーカイブなし)。チケットはSKIYAKI TICKETアプリを用いて電子チケットとして販売された。当日の配信はSHOWROOM(視聴方法詳細こちら)で行われ、HYDEのファンクラブ有料会員がエントリーできたチケット1枚19500円は、初導入した新システム「SHOWROOM Arena(β)」を用いて、1度に視聴者128組を大型パネルに映し出し、30秒で次の視聴者128組、30秒でまた次の視聴者128組へとスイッチし、購入者全てをライヴ会場1階フロアに招き入れた。

このレポートはアコースティックデイ9月12日の本編と、2日間のMCをまとめたもの[近日追加掲載の予定]となる。

平日の開演は6:66分から。暗幕が引かれるステージ上では6:60のデジタル表示がSEの流れる中、カウントアップを始めた。HYDEに会える。ファンの鼓動は期待や喜びに高鳴る時間。HYDEは幕裏のステージサイドでサポートメンバーと円陣を組む。自粛に入らざるを得なかった今季、合宿でリハを重ね、ライヴの勘を戻してきた。普段通りにいこう!日々の練習の積み重ねが、本番での自信をくれる。ファンが喜んでくれると解っているから、立ち止まらない。コロナ禍にあっても、世の中が修復をかけ始めた中、ファンに順番を待たせて最後まで我慢させていたくはない。人生の残り時間なんて誰にも解らない。今を苦しんでいる病気の子も居る。世の中を元気にしたい。ファンに早く会いたい…。全てのメールに目を通すHYDEにとって、コロナ禍の日常は感情の蓄積に留まる。ライヴというアウトプットの場は、そのやるせない様々な感情を爆発させた。

6:66の表示に合わせて暗幕が開く。「This is Neo Tokyo. Welcome to the sleepless city of the far east」と女性の声でアナウンスが繰り返される。街中ではポリスカーのサイレンが響いては消えていく。ネオンの光る都会がバックドロップに映し出された。下からビル群を見上げるアングルで映る街並み。上空にはヘリコプター。ブレード音を響かせて近づいて来ては去っていく。賑やかな夜の都会、危険な匂いが立ち込める。

1曲目には「SET IN STONE」が選ばれた。ステージを離れ、フロアに置かれた玉座に座るHYDE。真っ赤なスポットライトが真上から照らされる。コートフードを目深に被ったHYDEは、青白い閃光を瞳から放ち、気怠い様相で歌を始めた。Ali(Ba.)がマシンガンを撃ち込むような規則的な連打でベース音を刻む。かどしゅんたろう(Dr.)が溜めのある音で、身に纏わりつくようなウエットなドラムを打ち、アンダーワールドな雰囲気を即座に作り上げた。Jekyll Hydeなら、今夜は、Jekyllから人格のスイッチを奪ったHydeがそこに座っているのだろう。真っ赤な回転灯がクルリクルリと回り、デンジャーゾーンに足を踏み入れてしまったのだと告げる。

HYDE’s SET IN STONE from epic 9/2020 live-streamed show w/ live Tokyo & virtual global audience
玉座に鎮座するHYDE

曲の終わりに、HYDEは右手に持つマイクをクルリと逆さにして持ち、銃に見立てた。その銃を左右にゆっくりと旋回させて周囲を威嚇。真正面に狙いを定めて眼光鋭く睨みを効かすと、次の瞬間、銃口を自分側に向け、両手で銃の持ち手を包んだ。銃口を見つめる瞳。その後、銃口を口内に押し込み、銜えると、引き金を引いて後ろに倒れた。真っ暗に暗転した場内。Jekyllは人格を完全に乗っ取られたようだ。

続いて、高速に激しく打ちつけるドラム音から2曲目「AFTER LIGHT」。1階にはファンが映るモニターのみ。HYDEがカメラマンをホールドして、画面の向こうから配信を見守るオーディエンスに「来いよ!」とジェスチャーをして挑発。アルバム『ANTI』に入るアレンジのまま、コーラスをサポートメンバー総出でかかる。HYDEはフロアを闊歩して歌った。

「ほら、お茶の間!悪魔見せてみろよ!」と言葉を放ち始めた3曲目「DEVIL SIDE」。バスドラが軽快に拍を切る。PABLO(Gu.)がギターフレッドを緩やかに滑らせ、グリッサンドでインパクトを付けた。HYDEが“Hoo-Woo, Hoooo Woo-uh”とファルセットをかけたコーラスを口ずさみ、スキップをする。フードを頭から外し、カメラ画面に顔を寄せ、喘ぐような声を歌に絡ませ、色っぽく歌い紡いでいった。サビ終わりには“DEVIL SIDE”の掛け声を要求し盛り上げる。hico(key)は背面からキーボードに両手を置いて、後ろ向きで弾く。クレイジーな風貌で演奏し、Jekyllから人格を奪い取って自由気ままなHydeの様を、視覚でも見せて楽しませた。4曲目には「OUT」。PABLOのギターソロからカッティングを効かしたリフで曲に入る。HYDEはPABLOの左肩から顔を覗かせて、カメラに向かってニッコリ笑顔で曲に入る。配信で楽しむファンに向けたサービス精神は旺盛。サビではジャンプを促し、お茶の間のファンも2階フロアから参戦するファンも盛り上げた。5曲目には「TWO FACE」。ふわりふわりと髪の毛を揺らしてイントロにのるHYDE。“Leave! Leave!”とコーラスが入るたびに握り拳で空を撃つ。中盤のウイスパ―コーラス、間奏部分では、ステージ中央にゴロンと体を横たえHYDEは仰向けに。その姿を真上からカメラが狙う。カメラが映したのは、床に書き殴られた“ANTI YOUR RULES”の文字と無抵抗に転がるHYDE。内側に閉じ込められたJekyllの存在を思い起させた。

HYDE’s AFTER LIGHT from epic 9/2020 live-streamed show w/ live Tokyo & virtual global audience
“ANTI YOUR RULES”の文字の上に無抵抗に転がるHYDE

“Come on!”と挑発をかけるHYDEに6曲目「FAKE DIVINE」。苦悩を浮かべ、歌う。苦しみに耐えるように見悶えて声を歪ませるターンもあれば、快楽的な甘美な声と表情を浮かべて歌うターンもあり、1人の体に宿る多重人格な「Jekyll & Hyde」の輪郭を判然と見せた。7曲目の「SICK」は拡声器の警鐘を喧しく響かせて始めた。拡声器のスピーカーの前にマイクを構えて歌う。時折吹き出す白煙は、人間の内面に溜まりに溜まった本音が、一気に噴き出る間欠泉のようにも映る。ほとばしる感情の噴火をサウンドで表現。

8曲目には「ZIPANG」。hicoの奏でる透明で穏やかなピアノ音。それに混じるコンピュータプログラムのバグのような不興音。どんなに繕っていても、人間、建て前はあるものだろう。美しい景色に見える綻び。JekyllにひそむHyde。体を乗っ取られたJekyllが意識を取り戻したようにも映る、ひと時のその情景は、クリアボイスを使って慈しみの伝わる感情表現で歌われた。曲の終わりには大きく溜めた息を吐き出し、9曲目の「WHO’S GONNA SAVE US」に入る。ここからが本編の中での第2幕となるのだろう。一旦照明の落とされたステージ。マイクスタンドにHYDEソロのロゴ入りフラッグが結ばれた。軍帽を被ったHYDEは、セカンドバースに入ると、叫びや泣き喚くような声として感じられるくらいに、思い乱れる様を情景に描き出す。Jekyllを再び乗っ取った狂人Hydeは、歌い終わりに近づくにつれ、力強く荒々しく形相を変えて行く。最後には、力でねじ伏せて勝ち取ったとも映る、不敵な笑みを浮かべた。

10曲目の「ANOTHER MOMENT」では、MCを挟んだ。「おい、羽田!楽しんでるか?楽しもうぜ!叫べお茶の間!次は鳴らしたり飛んだりする楽しい時間がやってきた!羽田、まぁ、落ち着いて。一旦座ろうか。家から持ってきたものある?鳴らしてみ?そうそう!いいじゃん!じゃあ、次、3.2.1で飛ぶよ?お茶の間も飛んでね!叫んでもいいよ、Ahh~Ahanって(笑)いくよ?ワン!、トゥー!、ワン!トゥー!スリー!チュー!ワン!ジャンプ!」と曲に入る。ステージを歌いながらジャンプする光景は、2018年からのライヴを彷彿とさせる。記憶は配信をメインとする今を助け、盛り上げる。伊達に2019年96本のライヴをしてはいない。遠距離な今でも真隣りにいる感覚で、HYDEとファンは呼応できる。配信ライヴのファンは、全て平等に最前列。

HYDEがhicoのキーボード前に立ち、物欲しそうに見つめると、hicoは自分の弾く手を止めて、“来いよ!弾いていいんだぜ!”とHYDEにジェスチャー。HYDEがフィーリングに任せ、ランダムに鍵盤を押す。悪戯なサウンドも、このソロは全てを受け止め、素材に換え、一員(クルー)にしてくれる。2階フロアで奏でるファンの打楽器音も大事な1音。さすが、コンマスをも務めてくれるhico。11曲目には「INTERPLAY」。2020年リリースの曲だ。転んだってただじゃ起きないとフレーズを歌いながら、ステージセンターに置かれるモニターに立って歌うHYDEは、ステージ床にゴロンと転げて見せる。カメラアングルを逆さに置いて、上目遣いで艶やかに歌い、お茶の間に向けてサービスショット。コロナ禍だから流行り始めたライヴ配信サービス。上手く使って楽しむ我らは、フルスロットルで行ける。

12曲目には、この11月にニューリリースされる「LET IT OUT」(11月6日配信開始、11月25日CDニューリリース)。HYDEがカメラに向かい、「お待ちかね、ニューソングの登場!ワクワクして待ってたでしょう?聴きたい?」と伝えると、タンバリンの音が2階フロアから鳴り響く。「聴きたいかぁ。しょうがないなぁ。じゃあ、もし聴いて、良かったら」と話しながらカメラに向かう。「俺に城をくれ!和歌山城を!和歌山城をくれないかなぁ…」とポッド端末を片手に持って、配信中の「SHOWROOM」の画面を見つめる。城とは投げ銭の類で10000円課金をすることで入手できるプレゼントアイテム。「あっ!建ってる!これ、建ってるよ!良かったらまたちょっと…。これ、欲張っちゃったぁ?欲張っちゃダメかなぁ(笑)」とお茶の間も構う。「なんだか燃えてきちゃったぁ。聴きたい?筋肉痛になったっていいじゃん!筋肉痛なんてすぐ治るんだからね。3日もすれば治るじゃん。やっちまおうぜ!騒げ騒げ!」と煽って曲に入る。ライヴの高揚感に更なる追撃を仕掛けるハードロックチューン。追撃のその手は緩めない。

13曲目には「BELIEVING IN MYSELF」。こちらも2020年リリースの曲。カメラをホールドして、“無くしたい悲しい過去も”と歌って髪の毛を掻きむしる仕草を入れたり、“痛みで立ち尽くしていた まだ間に合う 諦めはしない”とカメラを睨んで見せる。エネルギーを放出させ、鼓動の上がる歌声。息を肩でしながら、床に膝から雪崩れ込む。仰向けになった体を、床に書かれた文字“ANTI YOUR RULES”が囲む。“先に踏み出すよ” “まだ見ぬ僕へと会いに行きたい”。コロナ禍に奪われた半年を嘆き叫ぶ慟哭にも感じられた。

14曲目は「ORDINARY WORLD」。HYDEが「ライト付けてもらおうかな?いつもの。いつも通りの綺麗なヤツ」と伝えてカメラに向けて両手を広げて見せる。HYDEの背には、フロアに設置された、お茶の間のファンを映し出す画面128個と、2階席に会場参加したファンが灯すスマートフォンの光が映る。弾む呼吸の中、ファンの用意が終わるのを待って、「早く、いつもの、普通の世界に戻れるように、祈りを込めて歌います」と告げる。ステージからフロアに降りたHYDEは、フロアに設置されたキャンドル台の円の中に入り歌を始めた。映りようによってはハート型にも見えるキャンドルの円の中でHYDEは、ほとばしるような強さと甘口の愛情込めた歌声でファンの心奥を癒した。

少しのインターバルを挟む。ここからが第3章となるのだろう。ステージに戻ったHYDEは、「2020年、まさかこんな時代になるとは思わなかったなぁ。お陰で全部、無茶苦茶になっちまったよ!」と怒りを露わにする。「だがしかし、俺たちはこうやって繋がってんじゃん。デジタルではっちゃけることもできるだろう?まだちょっと、時間も早い!少々暴れたって、まだまだ大丈夫な時間じゃねぇ?はっちゃけられんのか?やれるか?コロナに比べたらさぁ、誰かに怒られるのなんて、部屋が散らかるのなんて、全然大したことねぇじゃん!」と煽り、15曲目「MAD QUALIA」に入る。憤りをむき出しにして、声をサウンドにぶつけて歌う。間奏でHYDEは、「気持ちは頂いた。気持ちは頂いた」と言いながら配信で映るファンの画面へと歩み寄る。「俺の可愛い子ちゃん。アハハ!これどういう意味かなぁ?」と画面を指さして笑う。「はい、おっぱい揺らして!おっぱい揺らして!気持ちは頂いたよ。次は態度で示してくれよ!」と画面の中のファンを構う。「ねぇ、俺たち良かったね。頭振っても感染しないからね。好きなだけ振っていいからな!羽茶(読み : はねちゃ)!羽田茶の間!」と煽る。「俺ね、昨日(頭を)振りまくってねぇ、もう首がえらいことになってるんだけど…。でもね、全然大したことない、こんなの!全然大したことない!3日もしたら治んだから。このチャンスを逃すなよ!よし!愛情を態度で見せてくれ!3.2.1ではっちゃけろ!レッツゴー、PABLO!」と曲を再開。HYDEは床に膝をつけ、顔を埋め、「GO~~~~~!!!!!」と轟のシャウトを一発ロングにかました。ボルテージ振り切ったHYDEはフロアを練り歩き金切り声を上げて、16曲目「DON’T HOLD BACK」へと突入。コロナへのやりきれない思いの爆発か、それともJekyllから人格を奪ったHydeが制御不能になっていく様の描写か…。デスメタルにも感じられる絶叫突き抜けたシャウトを響かせて、迫真に迫る悲痛な表情で床を握り拳で叩き、無情に耐える様を描いた。17曲目「LION」。ステージセンターに置かれたモニターの上で、HYDEは身をよじらせて悲痛な叫びをあげる。かどしゅんたろうのドラムの前に立ったHYDEは、狂ったようにハイアットをバチで大胆に打ちつけまくる。Jekyllから完全に人格を奪い取ったHyde。もはやタガが外れて抑えも効かない。フロアタム2台を連ねて叩くhico。ドラムヘッドを叩く度、水しぶきが舞い上がる。間奏では、HYDEがエナジードリンク入りのボトルを頭の天辺からダラダラと垂らして濡らした。照明が落とされ、ブラックライトで照らされるHYDE。滴る液体は蛍光黄色に発色し、口からは含ませたドリンクを吐血するかのように噴射。クレイジー極まりない。

エナジードリンク入りのボトルを頭の天辺からダラダラと垂らすHYDE

18曲目には「UNDERWORLD」。HYDEソロのロゴフラッグを肩に背負い、「はっちゃけようぜ!叱られたらHYDEのせいにしていいから。HYDEが叫べっていったからぁ。Areyoufuckin’ledy?」と煽り、曲に入る。ノイズが絡む低音ボイスでシャウトをし上げる。勢いあまってフラッグを投げ捨てたHYDE。瞬間、マイクも宙を舞いオシャカ。落下方向を残念そうに眺めたが数秒で立ち直り、ドラムスティックを片手にhicoの持つフロアタムへ移動。打楽器にパート変更する。その後、2本目のマイクが到着。小型カメラ付きで渡されたHYDEは、「Are you all HYDEIST?」と腹の底から叫び、19曲目「BLOODSUCKERS」へと突入。クレイジーでセクシーなシャウトを連打し、ファンの性感帯を視覚で刺激。18禁カオスへと誘う。センターモニターに座り、頭から蛍光黄色の液体を被り、髪も体もずぶ濡れ。叫び、もがき、喘いで曲をフィニッシュ。全てを出し尽くし、息を切らして床に寝ころんだ。ラストは20曲目「MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ」へと突入。「さぁ、真っ白な灰になるぞ?燃えカスも残んないくらいに真っ白になるぞ?」と言いながら上半身を脱衣。頭の天辺からペットボトルをぶっかけて水浴び。体をびちょびちょに濡らす。ステージ上に張られたダクトからは水滴が滴り落ちる。そのダクトの下、HYDEは足を投げ出すようにへたり込み、水滴を浴びながら低音ボイスで妖艶に歌う。立ち上がるとHYDEは、しゃがれ声と睨みを効かしながら、歩いてフロアに降りた。天からフロアに降りそそぐ真っ白な雪。その下でHYDEは再びペットボトルに溜められた液体を頭からたっぷりとかぶる。カメラを睨みつける形相は、狂気に満ちる。「はっちゃけろ!羽田!はっちゃけろ!茶の間!!!」と叫び、声の限りシャウト。ひと時前に浴びた液体が髪から顔へ、顔から体へ、どろりどろりと真っ赤に流れ落ちる。時を増すごとにHYDEの体は真っ赤に血塗られていく。床にひざまづき、高速に肩で息をつき、叫び、身を捩り、床に転がり七転八倒。苦しみもがいて息絶えた。

真っ赤に血塗られたHYDEの体

配信は、プツリと画面が途切れ、真っ暗になって公演終了。衝撃的なラストを迎えた。

会場では、その後、床から立ち上がったHYDEが2階席に向かって挨拶を入れた。「みんなが見てくれるからやるんです。じゃなかったらこんなこと…」と自分の体を眺めてはにかんだ。最後、伏し目に「愛してる…」と言葉を放つと、振り返ることなく真っすぐ歩いて、HYDEは幕間に姿を消した。

終演後のSNSでは、「衝撃的だった…」、「芸術的で圧倒された」、「ライヴに引き込まれた」、「このライヴを観られて良かった」、「HYDEさんの命も有限。いつまでもライヴをしてくれるって甘えてちゃダメなんだって思った」、「最後まで付いていきます!」など、投稿が止まることなく次から次へと続いた。その後一週間を経た今でも投稿は続いている。この公演は、HYDEソロの音楽史に残る伝説の公演として、今後ファンの間で語り継がれるだろう。2020年に開かれたライヴ、この5日間の模様は、今後、1度は再放送をすると、HYDEがコメントをしている。

一人残らず、みんな連れてってやるからな!と口癖のように話すHYDE。見られなかったファンにも、後1回だけは確実に視聴が許されている。“おかわり公演”の詳細は、今後の公式発表が待たれている。直ぐかもしれないし、何年後かもしれないが、“首を洗って”、楽しみに待っていて欲しい。

SETLIST 4Day 9月11日

01.SET IN STONE / 02.AFTER LIGHT / 03.DEVIL SIDE / 04. OUT / 05.TWO FACE / 06.FAKE DIVINE / 07.SICK / 08.ZIPANG / 09.WHO’S GONNA SAVE US / 10.ANOTHER MOMENT / 11.INTERPLAY / 12.LET IT OUT / 13.BELIEVING IN MYSELF / 14.ORDINARY WORLD / 15.MAD QUALIA / 16.DON’T HOLD BACK / 17.LION / 18.UNDERWORLD / 19.BLOODSUCKERS / 20.MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

SETLIST 5Day 9月12日

01.SET IN STONE / 02.AFTER LIGHT / 03.DEVIL SIDE / 04. OUT / 05.TWO FACE / 06.FAKE DIVINE / 07.SICK / 08.ZIPANG / 09.WHO’S GONNA SAVE US / 10.ANOTHER MOMENT / 11.INTERPLAY / 12.LET IT OUT / 13.BELIEVING IN MYSELF / 14.ORDINARY WORLD / 15.MAD QUALIA / 16.DON’T HOLD BACK / 17.LION / 18.UNDERWORLD / 19.BLOODSUCKERS / 20.MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

“HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde” Digest
HYDE 「LET IT OUT」 Digest Movie
HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde オリジナルグッズ通信販売
[販売開始]
2020年9月15日(火) 18:00〜
※販売数には限りがございます。完売の際はご容赦ください。
※ご購入の際は、SHOPPING GUIDE、商品説明等を必ずご確認ください。

[発送予定]
2020年11月上旬頃より発送開始を予定しております。

▼ご購入はこちらから
https://store.vamprose.com/hyde

[HYDE]久々のライヴにファン歓喜!「よく頑張ったな!」と自粛生活に優しい言葉も

HYDEが2020年のライヴツアーをスタートさせた。2020年はタイトルを「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」(会場:Zepp HANEDA)と定め、人間の二面性をジャンル違いに観せて5日間で構成。アコースティックデイ(Acoustic Day)を3日間(9月5日・6日・7日)、ロックデイ(Rock Day)を2日間(11日・12日)で構成した。

アコースティックデイのチケットは2種類。HYDEのファンクラブ有料会員がエントリーできた会場に参加(通称:参戦)できるチケット1枚22000円(グッズ付き、アーカイブなし)と、インターネット配信で参加できる一般チケット1枚4500円(アーカイブなし)の販売がSKIYAKI TICKETアプリを用いて販売された。当日の配信はSHOWROOM(視聴方法詳細こちら)で行われ、約1時間半のライヴでファンを魅了した。

Zepp HANEDAを2020年の最初の会場に選んだHYDE。その会場はHYDEに寄り添ってくれるかのような場所だった。会場に続く階段はHゾーンと名付けられている。そんな些細なことでも、ファンとしては、こじ付けて嬉しい。コロナ禍で東京だけGo To キャンペーンの対象から外れたとしても、HYDEが東京限定で会場チケットを売り、ライヴ開催することで、ファンの2020年の悲しみを癒してくれる。まずは東京開催を問題なく成功させ、続いて地方のファンに会いに行く見込みだ。

このレポートはアコースティックデイ9月7日の本編と、3日間のMCをまとめたもの[近日追加掲載の予定]となる。

18時に入るとカウントダウンが始まった。今まで培ったライヴのスタートシーンと同じ模様をカウントダウンに見せて、楽しい時間をファンの脳裏に呼び起こし、新しい空間へと惹き込んでいく。アコースティックギターとグロッケンがメランコリックなSEサウンドで会場を包み込む。コロナ禍の憂鬱に覆われた霧の中、漂う船。クルーにはHYDEスタッフ142人に加え、会場に参加できた幸運な東京在住のHYDEファンが着席して時を待つ。世界中から有料配信で参加するファンも画面の前へと集まった。暗幕に映し出される6:60の文字が、1つ、また1つ増え、6:66を指した。暗幕がステージ中央を境に手動で左右に開かれると、そこには2019年のライヴでも見慣れたNEO東京が現れた。ステージ中央には着席スタイルでカーキのコートフードを目深に被ったHYDEがヴォーカルを、ギターにはPABLO、ベースにはAli、ドラムにはかどしゅんたろう、キーボードにはhicoが姿を見せた。

アコースティックギターのイントロから始まった1曲目には「WHO’S GONNA SAVE US」。通称ナポリップと言われる、HYDEの唇をオーバーして塗りたぐられた真っ赤なルージュの口元から、穏やかに歌が紡がれていく。会場のファンからのコーラスは望めない環境下、ステージ上の楽器隊がコーラスを担う。“誰が俺たちを救ってくれるんだ”と訴えかける曲からのスタートに2020年のコロナ禍に全てを奪われた苦悩をぶつけて幕は開けた。

2曲目には「AFTER LIGHT」。今までのアコースティックライヴとはテイストが違う。そう感じられたファンは多かっただろう。ワイルドで渋さの滲む大人色のアコースティックライヴ。ヘヴィーなギターサウンドにミドルテンポ。ハードロックな面持ちだったANTIの曲がアレンジを変えて時代にまつわるやりきれない哀愁を抱えて戻ってきた。“答えは苦痛の先に”との歌詞からシャウトするHYDE。音楽が持つ人への癒し効果。気分の同調から徐々に人を癒していく効果は、この時代にいて必要なことだろう。曲の終わりに観客からの拍手が起こる。3曲目にはHYDEソロバージョンでの「UNDERWORLD」が自然と溶け込んだ。HYDEの右側に置かれたドラム缶は、フロアタムをドラム缶装飾した打楽器。右手に持ったマレットを振り下ろしてリズムを打つ。上に置かれたタンバリンが振動に揺らされ音を付ける。HYDEの歌にステージ上4人のコーラスが重なり、力強く共鳴する。絶対に、支え続けてくれるみんなで進みたいんだと、大きな岩を力づくで押し出すかのよう。エネルギッシュな1曲に歌われた。

曲の終わりにHYDEの肩にギターがかかる。最初のMCでHYDEは、「はい、いらっしゃい!今日も会えて嬉しいなぁ。羽田は周りに何もないですけれど、空港が近くていいよね。まだ中も綺麗でしょう?誰も使ってないもんね。今は何もないですけれど、きっと素敵な未来が待ってるんでしょうね、この町にも。みんなハミングできる?口開けずに喋れる?HYDEさん!って。ほら、練習したらできるんじゃない?後、足を鳴らすとかね。お茶の間も自由に、みんな色んなもんを駆使して楽しんでね。この3日間で、ボイスレコーダー使ったり、楽器持ってきたり、工夫して楽しめるようになってきたよね。さすが、僕たちならできるよな!だよね。凄いよ、みんな。今日はアコースティック最後ってことで、このアレンジも、もうなかなか聞けるもんじゃなくなると思うんですが、地方もチャンスがあったらやりたいと思っています。次はHORIZONっていう曲でね。辛い時に作った曲です。最後に矢を放て!ってね。どんな状況でも、真っすぐありたいなと思ったんだよね。嘘をついてまで勝ってもつまんねえなと思って。その方が、負けても後々、人生悪くなかったって思えるんじゃないかと思って。では聞いてください」と「HORIZON」を始めた。初期のHYDEソロの曲からの選曲だ。HYDEが紡ぐアコースティックギターにPABLOがサウンド添わせてトッピング。ツインギターでバラードを届けた。

5曲目には「OUT」ハンドクラップをhicoが煽る。HYDEは右手にタンバリンを持ち、右の太ももに当ててリズムを取った。“HEY! HEY!” “GO!”との叫びも、会場からの鳴り物アイテムでレスポンスが返った。続いてMCでHYDEは、「あっ!今日はタンバリン持ってきたの?」と会場に問いかけコミュニケーションタイム。「いつもだったら、この曲は頭の上を人がゴロゴロ通ってるでしょう?今日はそんなことないからね、安心でしょう?良かったね!(笑)どう?楽しんでる?騒ごうぜ!」と笑顔で語りかける。「ということでね、今日は黑ミサとは違うアコースティックコンサートをやっています。会場は(動員が)50パーセント。でも、悪くないんじゃない?見やすくて!良かったね。後、配信!お茶の間で、たくさんの人たちが観てくれています。もう、お茶の間は自由でいいんじゃないですか?全裸でもね、全然ありですよ。ご飯食べながらでも、お風呂入りながらでも、お酒飲みながら、あんなことしながらでもね。自由に楽しんで欲しいと思います。PABLOならどうやって見る?」と話をPABLOにパスを出す。PABLOが、「う~ん、完全に揃えますかね?自分が食べたいお摘み」と返すと、「あ~、パーティーみたいな感じ?湖池屋?」とHYDE。「そうですね、湖池屋派です」とPABLOのお気に入りを1つ明かした。

「そうそう、台風大丈夫?最近凄いのが多いよね。気候変わったのかな?何、気候に詳しいの?」とAliに話をパスするHYDE。「まぁ、色んな人が話してることを話してるだけだけどね、どうしても長い間に変わるのよ気候って。もう亜熱帯じゃない?もう雨もスコールだよね。そんな惑星になりました」とAliが話すと、「でも、コロナのおかげでね、地球環境的には良くなってるんだよね。いつもスモッグがかかってた場所も綺麗になったんだってね?」と、HYDEが受ける。その後、原発汚染されたロシアのチェルノブイリは、人が立ち入らなくなったため、今では動物がのびのびと暮らす場所に変化したことをAliが話した。コロナ禍でのライヴで、健康検査を受けたことも話す。「僕たち、このライヴの前にPCR検査を受けて、みんな陰性だったんだよね。2回やりました。唾液を出しまくってね、検査しました。陰性だからってそれで終わりではなくてね、このライヴ期間中も、気を付けて過ごさないとね。最新の注意を払って残りやっていきたいなと思います」と挨拶した。

「それでは次の曲です。このアコースティックをやる時に参考にしたのが、ニルバーナのアンプラグド。本当にカッコ良いライヴなんでね、参考にすることが多かったんですが、その中から1曲、みんなで話し合って決めました。聞いてください」と、6曲目には「Rape Me – Nirvana Cover -」を。ギターカッティングで始めたイントロに合わせ、HYDEが囁くように歌い出す。次第に声にはしゃがれた枯れ色やエッジボイスが合わさり、色気の香る成熟した大人な雰囲気を作り出していった。

7曲目には「MAD QUALIA」。「みんなのお手を拝借してもいいですか?」とハンドクラップレクチャーを始めるHYDE。座席番号が奇数の人はタンタンタンタンと16分音符を刻み、偶数の人はターンタッタッ・ターンタッタッと変則音符をその手で刻む。「これを同時にやりたいんだけど無理かなぁ。できる?」と、HYDEが告げると会場からハンドクラップが起きた。HYDEとファンとの普通の日常。ライヴの中でファンとセッションをしながら進む曲に、歌うHYDEの顔がほころぶ。8曲目にはhicoのピアノソロから「ANOTHER MOMENT」に入る。バラード調にアレンジされ、HYDEはスイートボイスで囁くように歌った。9曲目には「ZIPANG」。ギターにブレスを合わせた頭からの歌い出しに、hicoがキーボードを弾きながら片手でグロッケンも奏でてくる。かどしゅんたろうはウインドチャイムを揺らしてインパクトを付けた。10曲目には「SET IN STONE」。ラーガのようなオリエンタルなアレンジがされ、メロディオンも印象的な1曲に。HYDEはフロアタムを鳴らして拍を取りながら歌った。

かどしゅんたろうのドラムソロから入った11曲目は「LION」。会場に「叫ぼうぜ!」と煽りを入れ、“Ah!”と大きく叫ばせる。ファンと一緒にHYDEはタンバリンを鳴らし、セッションをして楽しんだ。曲が終わると「今日も燃え尽きた!俺、タンバラ―になろうかな?しかし、(打ちつける太ももが)痛いんだよね、これ。3日で良かったよ」と、HYDEが笑う。「なんかライヴって、純粋に楽しいなぁ。お茶の間も居てくれるしね、色々と問題はあるんだろうと思うけれどね…。俺は、(会場にファンが)居てくれた方がいいと思うんだよね。楽しんでって!」と3日間のアコースティックライヴの感想を話す。「リハ―サル最終日に、みんなで肉を食べたんだけど、その時に俺、顎関節症になっちゃってね、後半は(下顎を前に出して)アイ~ンの格好で最後まで居たの。すると、次の日は治ってたんだけど、首を寝違えててね…。それはまだ痛い…」とHYDE。Aliが、「ちょっとしたことなのに、半年ぐらい痛い時あるからね、寝違えると。顔がちょっとだけ斜めだったよ、ずっと」と体験談を話した。「レコーディングもしたんだよね。あれとか、これとか歌ったよね?」と、HYDEが話すと、「そう!あれと、あれと、あれと、あれね?」と複数曲あることを匂わせた。「これからどんどん出していこうと思ってるんで、楽しみにしててください。来年のアルバムに向けて、今やってます」と、HYDEから近状や新曲についての告知も入った。都庁の前で、東京マラソン2020スターターの時に演奏する予定だったのにコロナのことで無くなったよ、と残念がって入ったのは12曲目「BELIEVING IN MYSELF」。13曲目の「KISS OF DEATH」は、切なさに満ちた声色を歌にのせ、胸が締め付けられるような苦しみの表情で歌い上げた。

14曲目には、歌詞を間違えずに歌おうと「GLAMOROUS SKY」。歌詞が似て非なるものの連続となるこの曲で、前日には初のパーフェクトを出したと報告。しかし、今日の楽屋で何度か練習をしたものの、何度も間違えてしまい、1度も上手くいかなかったと暴露。会場もお茶の間も歌唱を見守る中、HYDEは1カ所詰まらせて苦笑い。曲の終わりにはHYDEが再びギターを肩にかける。15曲目には「l’m so happy」。「悲しい歌詞ばかり書いていた時期なので、遺書のような気持ちで書きました。死を意識するとね、その時に欲しいものだったり、好きなものが解る気がしています。死を連想することで、何が一番大事なんだろう、死ぬ間際ってこんな感じなのかなって考えながら作った曲です」と伝えて始めた。16曲目には「EVANESCENT」。時に身を捩りながら、歌詞をためながら、感情をのせて歌った。

17曲目には「EVERGREEN」。曲の紹介にHYDEはソロシングル1枚目のこの曲が2001年にリリースされたことを話し、来年で20周年になることを伝える。曲を作った当時のことを、ラルクは本当に凄いバンドだと思ってますと前置きを入れた上で、ソロをやらせてもらうことで自分だけの世界を、小っちゃくてもいいから創りたいなと思った。自分の思い通りに創れる環境も欲しかったと振り返った。この20年を長かったと振り返るも、いや短かったのかなと再び正す。色んな事がありました。だけど、こうやって今ここに立てて、自分は幸せ者だと思いますと語って曲に入り、しっとりとソフトにバラードを届けた。今回のアコースティックコンサートについて、アレンジなどについては、あまり深く考えずにリハーサルに入ったこと。みんなで案を出し合っていくと、次々にアイデアが溢れ出てきたこと。今までやってきた激しいライヴを本物と定義したとしても、スケールダウンすることなくカッコいいものに仕上げられたことを嬉しそうに語り、自分だけではこんなに豊かなものにはできなかっただろうと、気持ちを打ち明ける。本当に満足のいくコンサートに仕上げられたと感謝した。

「暫く、こういう状況は続くと思う。会場を50パーセントにして、配信をして。しかし、1つひとつを成功させていけば、ツアーもできるんじゃないかと思っている。ロックなアコースティックを地方でも開催できる日を楽しみに待っていて下さい」そうHYDEは告げて、18曲目「ORDINARY WORLD」に入った。スマートフォンのライトを付ける会場。そして、お茶の間。ゆっくりと左右にアーチを描き、HYDEの歌に寄り添った。一日も早く、普通の日常を取り戻したい。HYDEとファンが未来を夢見て繋ぐ一歩。水入らずでの久しぶりのワンマンライヴは、2020年の夏の夜、待ち人たちの心に、穏やかな炎を優しく灯して、幕を閉じた。

SETLIST 1Day 9月5日

01.WHO’S GONNA SAVE US / 02.AFTER LIGHT / 03.UNDERWORLD / 04. HORIZON / 05.OUT / 06.Rape Me – Nirvana Cover – / 07. MAD QUALIA / 08.ANOTHER MOMENT / 09.ZIPANG / 10.SET IN STONE / 11.LION / 12.BELIEVING IN MYSELF / 13.KISS OF DEATH / 14.l’m so happy / 15.EVANESCENT / 16.EVERGREEN / 17.ORDINARY WORLD

SETLIST 2Day 9月6日

01.WHO’S GONNA SAVE US / 02.AFTER LIGHT / 03.UNDERWORLD / 04. HORIZON / 05.OUT / 06.Rape Me – Nirvana Cover – / 07. MAD QUALIA / 08.ANOTHER MOMENT / 09.ZIPANG / 10.SET IN STONE / 11.LION / 12.BELIEVING IN MYSELF / 13.KISS OF DEATH / 14.GLAMOROUS SKY / 15.l’m so happy / 16.EVANESCENT / 17.ORDINARY WORLD

SETLIST 3Day 9月7日

01.WHO’S GONNA SAVE US / 02.AFTER LIGHT / 03.UNDERWORLD / 04. HORIZON / 05.OUT / 06.Rape Me – Nirvana Cover – / 07. MAD QUALIA / 08.ANOTHER MOMENT / 09.ZIPANG / 10.SET IN STONE / 11.LION / 12.BELIEVING IN MYSELF / 13.KISS OF DEATH / 14.GLAMOROUS SKY / 15.l’m so happy / 16.EVANESCENT / 17.EVERGREEN / 18.ORDINARY WORLD

“HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde” Digest

[HYDE]HYDEが2020年のライヴを有料生配信!チケット発売中!ライヴタイトルはジキルとハイド

HYDEが2020年のライヴを5日間の日程で組んだ。会場は東京・Zepp Haneda、2020年7月オープンの新しいライヴハウスとなる。

ライヴタイトルは「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」。アコースティックライヴを3日間(9月5日~7日)、ロックライヴを2日間(9月11日・12日)。イギリスの作家ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」にリスペクトされたタイトルは、二重人格者というストーリー個性を、静(アコースティック)と動(ハードロック)に置いて自らの表現に二面性を持たせた。

現在は有料配信のライヴチケットを販売中。8月18日(火) 23時59分まではHYDEのファンクラブ会員限定チケット(9月11日・12日の販売、海外からも購入可能、1枚19500円・オンラインで会場参戦&グッズ付き)が売られ、8月22日(土) 18時からは一般チケット(5日間どの日も販売、1枚4500円)の販売が始まる。

HYDEのファンクラブ会員限定有料配信チケットは、HYDEIST(PCサイト)とHYDERoom(モバイルサイト)の2ヵ所から購入できる。こちらのチケットにアーカイブはないが、会場に設置されるモニターにSHOWROOM経由で映り、HYDEの目の前で応援をすることができる。

なお、8月22日(土) 18時から発売される有料配信一般チケット(1枚4500円)の販売リンクや詳細については近日発表される。※HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde 有料生配信チケット販売開始のご案内【注意:チケットは3種共に全公演アーカイブ機能なし】[2020.8.30追加掲載]※

一般チケットのライヴ参加者へも「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」のオフィシャルグッズは販売される。コロナ感染症への予防を考え、会場でのグッズ販売は行われず、購入は全て通販が予定されている。こちらのグッズ内容はまだ公開されていない。追加情報が現在待たれている。

ライヴ会場で参戦(参加)するチケット(1枚22000円ドリンク代別・グッズ付き)は8月29日(土)23時59分まで販売中。コロナ禍の中、歩み初めの5日間は、ライヴ会場のある場所に在住しているHYDEのファンクラブ会員限定チケット(会員かつ東京在住者限定)として数百枚程度の少数で売られている。先ずは東京を成功させ、都市を越え、次の都市、その次の都市へと、HYDEはファンに会いに行こうとしている。※感染拡大防止に関しての取組み

ファン待望!2020年のHYDEのライヴが5日間の日程で組まれた
HYDEのファンクラブ会員HYDEIST / HYDERoom限定有料配信チケットに付くグッズ(B)
HYDEのファンクラブ会員HYDEIST / HYDERoom限定会場参戦チケットに付くグッズ(A)

◇◆◆以下HYDE公式サイトより抜粋◆◆◇

「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」

[日時]
2020年9月5日(土) Acoustic Day
2020年9月6日(日) Acoustic Day
2020年9月7日(月) Acoustic Day
2020年9月11日(金) Rock Day
2020年9月12日(土) Rock Day平日 OPEN 18:00 / START 19:06
土日 OPEN 16:00 / START 17:06
※開場 / 開演時間は予定です。変更となる場合があります。

[会場]
ZEPP HANEDA

[販売状況 / 券種 / チケット価格(税込)]※[注意]全公演アーカイブ機能なし※
8月22日(土) 18時から販売 / 有料配信チケット 4,500円
◆8月18日(火) 23時59分まで販売 / オリジナルグッズセットB+オンライン応援付き 有料配信チケット 19,500円 *Rock Dayのみ

◆販売終了 / Acoustic Day指定席(オリジナルグッズセットA付) 22,000円 / Rock Day2F指定席(オリジナルグッズセットA付) 22,000円

※HYDEIST/HYDERoom会員限定で販売するチケットは、すべてSKIYAKI TICKETの「電子チケット」となります。電子チケットの表示のため、ご利用のスマートフォン/タブレット端末にSKIYAKI TICKETアプリのインストールを行い、SKIYAKI TICKETアプリを問題なく使える状態にしておく必要があります。
※HYDEIST、HYDERoomともに、チケット販売期間内にご入会いただければ、チケット販売をご利用いただけます。コンビニ決済をご利用の場合、決済が完了するまで最大2時間程度かかりますのでご注意ください。
※チケット販売の詳細については、各ファンクラブサイトをご確認ください。

[公演に関するお問い合わせ]
ディスクガレージ 050-5533-0888(平日 12:00〜15:00)

[HYDE]2020年ライヴ決定!『HYDE LIVE 2020』初のZeep Hanedaで東京在住ファンにチケット販売!都外は有料生配信で参加!

HYDEが2020年のライヴ『HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde』を5Daysで開催する。会場は東京・Zepp Haneda。HYDEのライヴで初めて使うライヴハウスとなるが、数々の籠城ライヴを支え続けてくれたZeppホールネットワークの1つ。2020年7月にオープンしたばかりの新しいライヴハウスで、羽田イノベーションシティ(通称 : HICity)の1階2階に位置する。東京モノレールと京急空港線の「天空橋」2階デッキから直結の場所だ。収容人数は着席スタイルで全1207席。会場収容人数(椅子使用時)50%以下では、1階444席、2階席159席の見込みとなる。

チケットの申し込みは、「公演日に東京都にご在住のファンクラブ会員を対象」とし、8月9日(日)18時から8月11日(火)23時59分まで申込期間が設けられ、1枚22000円でHYDEのファンクラブ(HYDEIST / HYDERoom)会員にのみ販売される。

ライヴ内容は、ライヴのネーミングにも『Jekyll & Hyde』とあるように、2面性のあるもので用意された。9月5日(土)・6日(日)・7日(月) はAcoustic Day、9月11日(金)・12日(土) はRock Day。

都外のファンには有料生配信を実施。全通も自宅に居ながらにできる。HYDEが作ってくれたグッズ『ENJOY HOME ENJOY HYDE』を身につけて宅飲み参戦するのも、2020年の流行りもの。楽しく未来に繋げていこう。

HYDEの所属事務所VAMPROSEは、「コロナウイルス感染症の影響下において、安全に公演を開催するため検討を重ねてまいりましたが、今回開催するZEPP HANEDAは、新しい会場で、感染症対策を取りやすいスペースや空間であるということと、国の指針などを鑑みて、感染症対策を徹底することを前提に公演の実施に踏み切りました。通常公演とは大きく異なる環境になることが予測されますが、皆様に安心してお楽しみいただけるよう、メンバー・スタッフともに準備を進めております。出演アーティスト・スタッフはPCR検査を行い、陰性を確認した上で公演を実施いたします」と、ライヴを開催するに至った経緯を説明。

HYDE公式サイトでは公演開催に関して、「今後の政府の基本的対処方針などに基づき、必要に応じて公演の中止・延期の対応を行う場合があります」と表記され、「新型コロナウイルス感染拡大防止に関しての取り組みとお客様へのお願い」とした新しいページも加わった。

1公演、1公演を安全に終え、重ねていくことが、今は、自分たちの普通だった日常を取り戻していく最善の方法なのかもしれない。だからこそ、無理は禁物。チケットが入手できなくても普通。有料生配信があると気楽に考えればいい。1人も欠けることなく、続くHYDEのアニバーサリーイヤー、L’Arc-en-Cielの30周年ツアーに参加することも今は大事なお話しだ。「WHO’S GONNA SAVE US」、自分のできる範囲で充分、HYDEは喜んでくれるだろう。※HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde 有料生配信一般チケット販売開始のご案内【注意:チケット3種共に全公演アーカイブ機能なし】[2020.8.30追加掲載]※

HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde 有料生配信チケット販売開始のご案内

2020年9月5〜7日、11〜12日にZEPP HANEDAにて開催する「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」有料生配信のみチケットの販売についてご案内いたします。公演概要や新型コロナウイルス感染拡大防止に関しての取り組みについては >>こちら をご確認ください。

HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde 有料生配信

[配信日時]
2020年9月5日(土) Acoustic Day
2020年9月6日(日) Acoustic Day
2020年9月7日(月) Acoustic Day
2020年9月11日(金) Rock Day
2020年9月12日(土) Rock Day

平日 OPEN 18:00 / START 19:06
土日 OPEN 16:00 / START 17:06
※開場 / 開演時間は予定です。変更となる場合があります。

[券種 / チケット価格(税込)]
配信チケット 4,500円

※アーカイブ配信はございません。
※公演の生配信のため、視聴を開始された時間によっては、公演途中からの視聴となりますことをあらかじめご了承ください。
※公演の中止・延期以外の理由での購入後の払戻しは一切いたしません。
※今後の政府の基本的対処方針などに基づき、公演の中止・延期の対応を行う場合、あわせて有料配信を中止・延期いたします。

[チケット販売]
●販売開始
2020年8月22日(土) 18:00 〜

●販売終了
平日:公演日当日 20:00
土日:公演日当日 18:00

●購入枚数制限
各公演、お一人様1枚までご購入はこちら

HYDE公式サイト